誰にも言わないどうでもいいメモ

どうでもいいことを書いてます

ナイトメアテラー

 久しぶりに悪夢を見た。自分の祖母が認知症の患者が集められる病棟で急に昔の歌を歌いだすという、言葉は悪いかもしれないが、気味の悪いものだった。それで二時半に目が覚めた。その日は小テストがあったから夜中に目が覚めるなんて最悪だった。寝ぼけ眼で受けてきた。しかし、見た夢があまりにも恐怖そのもので集中できず、眠さでよだれが止まらないまま一コマのテストを終えた。

 

 実は祖母は4年前に亡くなっている。何年も前から寝たきりだった。パーキンソン病という病気にかかり歩けなくなってみるみるうちに体は弱り寝たきりに。そしてある日高熱をだし病院に運ばれそのまま旅だった。最後まで臨終の際にいたが、なんというかあっけないものだった。医師の説明を聞いている間にドラマでいくあるような心電図が「ピー」と鳴り波形が平但になり亡くなりました、というやつだ。それがそのまま心電図はフラットになり祖母は死んだことになった。最初はあっけにとられて、嫌な予感がしていたが、やはり亡くなっていたらしい。人の死とは突然で、最後の力を振り絞ってなんてありはしないんだなと。しかしあっけなさすぎる。

 

 葬式を終えて何日かすると祖父が夜中にうなり始めるようになった。理由を聞くと悪夢を見たらしい。なんとも時期を読まない悪夢である。やはり祖母が亡くなったのが堪えたのだろう。かかりっきりで介護していたのだもの。それ以来うなることもなくいつもと同じように眠るようになった。

 

 夢をみるならいい夢がいい。好きな人と一緒にいる夢。幸せな夢。エッチな夢。夢はいいほどいい。それが現実になればなおいい。しかし悪夢となればそれは現実に起きては欲しくないが悪夢ほど現実離れしたものはない。悪夢を見ないためにはどうすればいいのか。寝る前に刺激の強いものに触れないようにすればいいのだろう。例えばアンメルツヨコヨコとか。