誰にも言わないどうでもいいメモ

どうでもいいことを書いてます

僕はあのころアイドルが好きだった

最近ネットニュースで元アイドルが妊娠したとか、相手はマネージャー。大手のアイドルではないもののこれはファンからしたら驚天動地。「裏切られた!」って気持ちもわかる。僕も昔はアイドルが好きだった。過去形なんだけど。

 

今から9年前ぐらいだったか、秋葉原を拠点としたAKB48ができた。プロデューサーは秋元康という大物。よくは知らないけど大物。その時のことは記憶の断片として残ってる。それは夕方のニュースだったか、秋葉原でこんなのできましたよって感じで紹介されてた。今でいう地下アイドルのような感じだった。とうじ小学生だった僕は「へぇ~」と聞き流すぐらいだった。そのあとに引き込まれる魔力の強さを知らずに。

 

5,6年前のと。僕は相当精神を病んでいた。何もかも嫌で、何もしたくないぐらい。その時、僕はなぜかAKB48の曲を聞いてはまってしまった。それからAKBグループの虜になり、番組は必ず録画し、曲は聞き、メンバーの名前をすべて覚えるぐらいであった。そのつながりで他のアイドルのことも知りももクロベリーズ工房などを注視していた。

 

神7、AKBINGO、じゃんけん大会、握手券、総選挙。思い出すだけでも懐かしい。メンバーの写真が貼っているマグネット目当てにワンダのコーヒーを買ったりセブンイレブンでプロマイド目当てでお菓子買ったり。かなり貢いだ。推しメンの一挙手一投足を気にし常にブログを見たり番組を見たり、ツイッターをフォローしたり。ちなみに当時の推しメンは秋元才加、中塚智美、河西智美大場美奈だった。

 

初期のメンバーはほぼすべて卒業したと思う。また一人、また一人卒業していき。そして知るメンバーはいなくなり。知らない顔が多くなり。そういう感じで僕は段々と追えなくなりファンを「卒業した」のだと結論を出している。暫定的に。

 

様々なメンバーが入り乱れているAKBグループ。名古屋にSKEができ、そのあと博多にHKTができジャカルタや上海。いろんなところへ裾野を広げている。それから欅坂46乃木坂46ができた。最初は記憶しているところによるとAKBへの敵対組織として作られたと記憶している。そこからなんだか自分は取り残されていって距離を置くようになったと思う。メンバーが新しくできたグループに転出が起きたりで散々だったな。指原もスキャンダルかなんかでHKTに転出(左遷?)されたと覚えている。

 

AKBの一番の特徴といえるのかわかないけど、よく知られている「恋愛禁止」というルールがある。あるメンバーに彼氏がいる、と報道されれば、それが真実ならば、その人は卒業という感じだった。それで何人か卒業していったのを覚えている。過去の彼氏とのプリクラ、未成年飲酒。それらが発覚して卒業謹慎したメンバーがいた。少なくとも上記推しメンの中にもそのようなことをしたメンバーもいた。あるメンバーは坊主にして謝罪動画をYoutubeにアップしていた人もいた。だからって推しメンをやめなかったけど。

 

昔は「僕はAKBのファンなんだ」と言えば即オタクな扱いを受けていたような気がするけれども今は違うのかな。クラスやスクールカーストの中枢の方々でも「てち~~」とかツイートしている人も少なくはない。モデル業界に乱入したりなかなかオタクカルチャーに触れない人々にも触れられるようになったからかな、と。もうAKBは地下アイドルではなく国民的な「アイドル」になったのかな。

 

アイドルは僕たちの生活を脅かすことはなくならない。おニャン子クラブからモーニング娘、そしてAKBグループ。そしてジャニーズとか。脈々と受け継がれ行くこの文化。この先でもまた変わった形で顔を見せてくるだろう。時代が求めているから。それに答えを見せるために。そして、日本中が虜になる。僕が老人ホームでペンライトを持ちながら音楽番組を見ているかもしれない。そして安らかに眠る。いい人生だった、と。