誰にも言わないどうでもいいメモ

どうでもいいことを書いてます

変わらない町

 この町も変わんねぇな、と思いながら地元に帰省する。寂れた駅前とか、よく見る人とか。全く変わらない。お前何年その位置にいるんだよみたいな人もいる。

 

 でも僕が知らないところで何かが変わってるのかもしれない。潰れたりしてるところもチラホラみてとれる。以外と僕は何も知らないのかもしれない。

 

 いつもいる人達はだいたい昼間から夕方にかけている。何をしているんだろうか。駅前でたむろする人。宗教勧誘の人。必死に拝む人。世の中の不満を世間に問うために辻説法する人。パチンコ屋の前で酒盛りをする人々。誰かをターゲットにしてる中年ホスト。コンビニのコンセントから電動車椅子を充電する人。いったい何者なのだろうか。これだけはいつまで経っても分からない。というより解決しないほうがいいんだと思う。そっとしてあげよう。そのほうがどちらも幸せで入れると思う。町が変化しても彼らは変わらずそこにい続ける。それがいいのかもしれない。

 

 どの町にもある位置に居座り続ける人は見かける。流動的に変化する都会でもいる。川の流れに逆らうようどっしり構える大岩のように彼らは存在している。道祖神のようにいつもあり続けている。彼らがいてこそ町があるんだなっと最近思うようになった。彼らを排除せず、そっとしてあげたい。いつか僕も彼らのようになった時のために。人には親切にしとくほうがいいはずだから。